情報化社会は「もう一つの地球」そのもの

いまから29年前一冊の本がアメリカで出版されました。著者は日本人・増田米二氏です。
そして25年前日本語版としてTBSブリタニカから出版されました。
世は通信技術の革新でネットワーク社会へと移行する直前の時代でした。
はじめてこの本を手に取ったときの感動は今もって忘れられない。
以来この本はわたしの座右の一書の一冊になっています。

その本とは「原典 情報社会 機会開発者の時代
英文タイトルは「Information Society: As Post-Industrial Society」でペーパーバックで出版されました。


アマゾンで調べましたが入手は困難なようです。
どこか大きな図書館で検索すれば読めるだろう。
パーパーバックの表紙には富士山の絵が描かれています。

「はじめに」では次のように著者は書き記しています。

工業化社会から情報社会への歴史的大転換期にあるという認識の上に立って、情報社会の未来を描き出し、そのような社会がどのようなものになるか展望することを目的にしている。

日本語版の裏表紙には次のようなメッセージがあります。

「人類の英知と 未来を信じるあなたへ」

執筆から30年、わずか30年の間にわたしたちの環境はインターネットの普及でまさに著者の言う「情報生産力の発展」「社会的生産力」の時代に生きている。それは人類の経験としてはかつてないものです。

本書の最後には当時の国際連合のロバート・ミューラー事務局次長でグローバルネットワーキングの先導者として知られていた彼の次のような詩を掲載している。この詩を読むと今日のわたしたちのネット環境をどのような価値観で捉えて活用していけばいいのか、そのミッションが見えてくる。もう一つの地球、もう一つの人類社会、もう一つの日本への湧き上がる情熱が感じられます。

ネットワークをつくろう
あなたが書く手紙を使って
あなたが交わす会話を通じて
あなたが参加する会合の中で
あなたの基本的な信念や夢を打ち明けるために
あなたの欲する世界ビジョンを
他の人たちに語りかけるために

ネットワークをつくろう
思想を通したネットワーク
行動を通したネットワーク
愛情を通したネットワーク
精神を通したネットワーク

あなたは世界の中心だ
あなたこそいのちと友情の
自由でかぎりなく強い源だ

それを強くしよう
それを伸ばそう
それを拡げよう
それに日夜思いをはせよう

そしてあなたは奇跡が起こるのを見る

巨大な権力や媒体や独占の世界の中で
あなた自身のいのちの偉大さを見る
四十五億の人々の偉大さを見る

ネットワーキングこそ新しい自由
新しいデモクラシー
新しい幸福だ

「群集の叡智」元年から―【2】二冊の本の覚書

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)
」からの抜書き、覚書と感想などです。

文頭の■はわたしの文章です。
キーワードやセンテンスだけですが、想像力と直感を働かせて吟味してください。


序章「混沌として面白い時代」
 「群集の叡智」元年
 
 ■キーワード、キーセンテンスとして挙げるものは次の通り。
 著者は群集の叡智とは、もうひとつの地球に飛び込んで考え続けた「個」の脳の中に現れるもの、と言っています。いままで「関係」の絆がまったくなかったもの同士あるいは「個」の知に接することができなかったが、それがいまやほぼ無限に広がっている。ネット=もうひとつの地球空間にさまざまな表現者が現れ、「関係」と「反応」が「信頼」をもとに「善」の輪を広げている。

 もうひとつの地球。
 あちら側に作ったノート。出典と共に記述。
 知的生産活動。
 新しい脳の使い方。
 ネット空間と個の「脳」の結合。
 総表現社会。

 グーグルと「産業革命前夜」のイギリス

 ■キーワード、キーセンテンスとして挙げるものは次の通り。
 これからの時代を総表現社会と著者は位置づけています。
 そのうえで、オープンソース・プログラマーは自分が書くコードが起こす「小さな奇跡」にわくわくすると書いている。わたしたちがブログなどで表現したものがどんな「奇跡」を起こすのだろうか。時間と距離といういままでの概念を越えた関係性の発生からどんな反応や変化が起きてくるのか。ほんとうに胸躍る。特に若者はそうだろう。彼らは未来をすぐそばで想像することができるから。

 1975年から2025年までの半世紀。
 産業革命から2025年までの長さ。
 ITの社会に及ぼす影響という観点。

 世界中の情報のすべてを整理し尽くす。(グーグルのミッション)
 知と情報の整理。
 グーグル・ブックサーチ。人類の過去の叡智。
 知の基盤。
 小さな奇跡。


・・・・次回へつづく。

オープンソースを利活用した業務SYS構築の勉強会

第二回 Zope/ERP5の勉強会が本日(10月28日)サイバーシルクロード八王子で行われました。
簡単な報告をしておきます。

なお、主催は
(有)ロングフィールド宮本社長です。

参加されたみなさん大変にご苦労様でした。

第一回に引き続き参加の方が三名。
今回初めての方が二名。
大阪からスカイプでの参加の方が一名。

今回はVMware、Mandriva Linux、ZopeとERP5のインストールがメインになりました。
OSはそれぞれLinuxとWindowsの環境でチャレンジしました。

Zopeの操作説明や簡単なWeb画面を作ってみる予定でしたが、時間が足りませんでした。

この続きは第三回(11月下旬予定)でチャレンジすることになりました。

Zopeについては日本Zopeユーザー会で確認してみてください。

ERP5は第3回:ERP5を支える思想と技術で確認してください。

さて、参加した感想です。

Linuxはじめ多くのオープンソースがエンジニアを魅了しています。
あのグーグルのクラウドコンピューティング構築はLinuxがベースだといいます。
オープンソースはウェブ時代の申し子ですね。

技術革新がダイレクトに大きく時代を動かす社会になってきました。
身近では太陽光発電パネルの熱交換率の向上や電気自動車の急速な進歩がいま社会や産業の構造まで変えようとしています。

参加動機はいろいろでしょうが、参加した方々にそんな熱意を感じました。
この勉強会で具体的に何か成果が出せるといいですね。
これからが楽しみですね。

次回の開催はこのブログでお知らせいたします。

テーマ : プログラミング
ジャンル : コンピュータ

空と雲と公園と鳩と・・・。

さわやかな空に雲です。


携帯電話の画素数ではくっきりとはいきませんね。
でも、雰囲気は伝わって欲しい。

雲の勢いのよさに思わずシャッターを切りました。
27日の午後零時(お昼)。

青く澄み切った空と大雨の後に残った雲。
何かいいことがありそうな気分でした。

公園で鳩と一緒の・・・。


この空のもと透明な陽射しの中でで鳩と一緒に戯れている人がいる。

こんなゆったりと流れる時間に見も心もうずめてみたいですね。

混沌として面白い時代|二冊の本の覚書―【1】

24日に紹介した本の抜書き、覚書と感想などです。
文頭の■はわたしの文章です。
キーワードやセンテンスだけですが、想像力と直感を働かせて吟味してください。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)梅田望夫著からまずは始めよう。


序章 混沌として面白い時代

 一身にして二生を経る

 ■この言葉は福沢諭吉の「文明論之概略」緒言のなかで幕末から明治への変化について著者が取り上げていたものです。66年の生涯のうち最初の33年を江戸時代、次の半分は明治維新に生きたということです。今のウェブ進化の時代はまさにこのようなものではないかと著者は指摘している。

 「恰も一身にして二生を経るが如く、、一人にして両身あるが如し」

 ■キーワード、キーセンテンスとして挙げるものは次の通り。
 既存の価値観や枠組みにはないものが誕生しているようです。たとえばグーグルなど。
 わたしたちはとんでもない時代に生きているようです。

 時代を理解する。
 インターネット、時間・距離・無限。
 世界の結び目を自動生成する。
 世代間の能力差。
 理解の断絶。
 一身にして二生を経る。


 オプティミズムを貫く理由

 ■キーワード、キーセンテンスとして挙げるものは次の通り。
 わたしたちの住む世界、環境をよく理解しなくてはいけませんね。
 すでにわたしたちは巻き込まれています。
 その外にいる人たちには今のところ何の影響もありません。
 何気なく使っているネットという技術と地殻変動を起こしかねない可能性があるんですね。

 オプティミズム(楽天主義)
 シリコンバレー 
 知的で明るい大人

 <ネットという技術の特性について>
 巨大な強者よりも小さな弱者に親和性の高い技術。
 小さな努力を集積する可能性を秘めた技術。
 ほんの一部に人たち行為をすべての人々に開放する技術。
 この固有性を発見し増幅することにおいて極めて有効な技術。
 多様な選択肢を増やす方向の技術。

 オープンソース
 マス・コラボレーション
 群集の叡智
 次代を変える「力の芽」
 個の可能性 
 協力の仕方

・・・・次回へつづく。

トーンを変える

まずはじめに「変えること」そして「変わること」が必要だと最近感じています。
どのように変化すればいいのか。
私の場合ではいつも頭の右側の上になにか引っ掛かるものがあります。
その引っ掛かりはつねにあり続け、悩まし続けます。
仕事をしていても、遊んでいても、何をしていてもそれはいつもある。

これでいいのか、と。

みなさんはいかがでしょうか。

こうしてブログを書いているのはなぜだろう。
確かにこのブログにはタイトルのような表現で書き綴っているわけだが、いまいち落ち着かないものがあります。

何を求めているのだろう。

ともかく自身の何かを変える、変えてみる必要がありそうですね。

いまのところの結論は、
とにかく自分をもっと「主張」してみよう。
自分の向かうところにもっと素直になって表現してみよう。

ということです。

どこまでできるか心もとないがトーンを変えてみよう。

仕事でもどこかで新しい切り口の発見がないといつまでも堂々巡りを続けて進展がない。
今まで思っていたことや信じていたことを疑う必要はないだろうが、もしかしたら思い込みや刷り込まれたものの枠にはまっていたのではないかと反省してみよう。
自分自身が無意識に可能性の限界を決めてしまってはいないか。

「パラダイム」の転換という類ですね。

仕事を成し遂げる方法や技術という視点から
いまわたしたちがおかれている時代や存在する技術、環境の求めているものの声を聞いてみよう、
という視点に変えてみよう。

方法や技術という道具は使う人によってさまざまな価値を増幅しますから、
ただまねをしても意味がない。
個人が道具を使うことになる必然性があるような気がします。
個人に吸い寄せられるように求めずして道具を手に入れるのではないだろうか。

いままでは道具が人を変えるという側面を追いかけてきた。
それはある。
ないよりはあったほうがましだ、という程度で、そこには個人に劇的な変化をもたらすことはまずありえない。この延長線上には思想、宗教などという形而上学的な人の内面の課題が浮き彫りにされます。わたしとしてこの分野についていつかは取り組んでみたいと思っています。
まずは、今ある現実、眼前に対する個人の感性をいかに磨くかということを重視したい。出会いや経験を積むことでその深みを知り、自らの中に落とし込んでいく作業が必須ではないかと思います。

このために、ネットとどう向き合うか。

近い将来ネットはもっと日常的なものになることでしょう。
わたしたち一人ひとりの幸せな人生を実現するためネットを肯定的に見つめたい。

わたしたちの「人」の歴史は当たり前ですが「人」がつくってきた。
人と人との関係の中で現実は生まれてきた。
この関係性は一昔前と比べるとネットの普及で加速度的に質、量共に時間や距離や文化の概念を一新しようとしています。今まで意識していたことが瓦解してきています。

たとえば
・組織のあり方
・仕事に仕方
・研究開発の仕方
・富の分配の方法
・学び方
・情報収集の仕方
・地方と都市
・新興国と先進国
・コミュニケーションの取り方
・表現できる範囲のあり方

互いの両極端あるいは格差があったといわれることが個人のレベルではそれほどとらわれることがなくなってきているようです。

音もなく訪れている新たな時代の建設の槌音にどうしても耳を傾けないではいられません。

わたしとインターネットについて・・・(1)

インターネットに接し始めて何年になるだろうか。

1999年、私はあるデーターベース設計の会社に勤務していた。
事情があってそこを退職したのが1999年11月。

そのときまではパソコン通信という言葉が一般的だった。
その代表でもある富士通の主催するニフティに入っていてメールなどのやり取りをしていた。

退職と同時にコミュニケーション手段が携帯電話が主になった。そして電子メールの活用と情報収集のネット活用。
独立したという経緯もあって、自己宣伝のツールとしてホームページに自然と吸い寄せられた。通信環境の整備、ドメイン取得、ホスティング、HTMLの勉強、ホームページの開設と2000年はわたしにとってネット元年でした。

ネット通販も始めた。
無料のツールを大いに試した。

ネットに接し始めて十年になる。

今までにネット時代について考える時間もないままに流れてきた。

遅ればせながら今の時代についていろいろと考えてみよう。

幸い2006年に梅田望夫さんの「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)」が出版され、2007年には「ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)」が出版されている。

この二冊の本の位置づけはこれから十年ほど経たないとその真価ははっきりと分からないだろう。
この本を通じて多くの方がネット世界を概観できた喜びを感じているのではないでしょうか。
これから起こる変化といま起きている事実から未来の何らかの兆しをイメージとして持つことができたのではないでしょうか。

これから何回かに渡ってわたし自身の覚書になりますが、この二冊の本の内容について印象に残った部分を文章やキーワードとしてこのブログに書いていきます。

わたしのようなシニア世代にとっても新たな時代の変化は見過ごすことはできないし、わたし自身もネットを活用した生き方を実現したいと思っているからです。

テーマ : 自己啓発
ジャンル : ビジネス

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